●デザインを決めます

手ぬぐいのデザインを描く時は、なんとなく下絵を描いてからパソコンに読み込んで修正をしながら描く時と、いきなりパソコンで書き始める時がありますが、最終的にはパソコンで仕上げて白黒の原稿にして出力します。

千鳥の手ぬぐいを描いている時の写真

↑「千鳥」の手ぬぐいを描いている時。1つだけ違うシリーズの時は全部同じ柄で書いたあと、最終的に1ヶ所違うモチーフと入れ替えます。

 

途中でデザインに悩んだ時は、一度原寸大でプリントアウトして全体像を見るときもあります。

途中でデザインに悩んだ時は、一度原寸大でプリントアウトをして全体像を見るときもあります。
一発OKでいくことはまずなく、この「ハーモニカ横丁」の手ぬぐいの場合は提灯の部分で試行錯誤をして、写真にもあるように3パターン考えてむ〜広報部長や営業部長と相談をして決めることもあります。
まだこの写真の原案の時点では切り取り線はありません。
一人で制作をしているからといって頭の中のデザインを描いて完成というタイプではないので、1つのモチーフの大きさや角度などいろいろ試してから手ぬぐいの柄にしていくため、腰を据えてじっくり向かい合う結構時間のかかる作業なのです。
そのため通常の「刷る・蒸す・洗う」という作業の時に余計なことを考えていると失敗してしまうので、デザインを考える作業は別の頭にならないといけないため新作手ぬぐいがなかなかできないのです。
いつも新作を楽しみにしていただいてるのに申し訳ありません。
 
完成したハーモニカ横丁の手ぬぐい
そしてこれが完成した「ハーモニカ横丁」手ぬぐい。ハーモニカ横丁は昼と夜のイメージが全然違うので半分ずつデザインを分け、半分はハーモニカ横丁にいつもある提灯とハモニカ朝市で出す提灯を組み合わせ、もう半分はハーモニカ横丁の地図をハーモニカのイメージで向かい合わせに組み合わせました。
この「ハーモニカ横丁」の手ぬぐいは「吉祥寺」手ぬぐい同様、ともぞう本舗のコンセプト「昔から使われてきた意味のある文様を伝えていきたいというコンセプトから外れるため、吉祥寺の店舗での販売と武蔵野市のふるさと応援寄附の返礼品でしか買うことができません。
 
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